インプラントの寿命 長く機能させるため、実践して頂きたい4つのこと

インプラントの平均寿命は何年?
長くご使用いただくために

現在主流となっているチタン製のインプラント治療が、世界で初めて臨床応用されたのは、今から50年以上前の1965年のことです。

オッセオインテグレーションというチタンが骨と結合する性質を発見した、「現代デンタルインプラントの父」と呼ばれるスウェーデンの医師ブローネマルク博士により行われました。世界初のインプラント治療を受けた患者さんは、お亡くなりになるまでトラブルなどなく、41年もの間インプラントを使い続けていたとされています。

インプラント治療は、従来の治療に比べて費用的・身体的負担が大きくなります。だからこそ、負担を軽減して治療できるように、そして、長くお使いいただけるように総合的なサポートが大切だと考えています。
インプラントの寿命には全身の状態や生活習慣等、さまざまなことが影響するため、インプラントの寿命を延ばし、お口全体の健康を維持できるよう、当院では生活指導等も行っています。

インプラント基礎知識
特殊なインプラント治療
インプラント費用

インプラントの
メーカー保証について

電化製品などが自然故障した際、無償で修理をしてもらえる期間が設けられているように、インプラント(人工歯根)や人工歯(被せ物)にも保証期間があります。インプラントや人工歯が止むを得ない事情で破損してしまった場合、保証期間内であれば費用をかけずに再治療が受けられます。

ただし、保証を受けるためには条件があり、医師の指示に従って継続的にメンテナンスを受ける必要があります。

インプラントの寿命を延ばすための
4つのポイント

インプラントの寿命が短くなる要因を取り除くことで、インプラントの寿命を延ばし、長く機能させることが可能です。主に以下の点を守って頂く必要があるでしょう。

定期メンテナンスイメージ 定期的にメンテナンスを行う

インプラントは、天然歯以上にメンテナンスが重要になります。メンテナンスが不十分だと、天然歯が歯周病になるのと同じように、インプラントがインプラント周囲炎になってしまう可能性があるのです。
インプラント周囲炎は歯周病と同様に、初期段階では自覚症状がないため進行しやすく、最悪の場合はインプラントの脱落を招いてしまう恐ろしい病気です。歯磨きなどのセルフメンテナンスはもちろん、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが必要です。

徹底した衛生管理が細菌感染の予防につながります
手術室のイメージ

不衛生な環境でのインプラント治療が、細菌感染を引き起こす場合もあります。そのため、手術で使用する機器や器具が衛生的であることは必須条件と言えます。インプラントの失敗を防ぐには、滅菌・消毒された機器や器具、区域などの清潔域での治療が必要なため、手術室の完備は欠かすことはできません。
当院は、インプラント治療専用の手術室を完備し、衛生的な環境ですべての治療を行っています。滅菌・消毒できない器具は全てディスポーザブル(使い捨て)とするなど、治療の安全性を高め、細菌感染を防ぐため、感染対策の徹底にも努めています。

インプラントイメージ 信頼のあるインプラントメーカー
であるかを確認する

nobel biocare straumann

インプラント治療を受ける際の歯科選びでは、「どこのメーカーのインプラントを使っているか」という点も重要なポイントです。長期に渡る臨床実績を持つインプラントメーカーから、十分なデータを持たないメーカーまで、世界中にはさまざまなインプラントメーカーがあります。

nobel biocare straumann

当院では、その中から長い歴史と多くの臨床データを持つ、信頼性の高いインプラントメーカーを採用しています。被せ物や詰め物と違って、インプラントは体内に埋め込まれるものであり、信頼性の高いインプラントをご提供することが大切だと考えています。

 歯ぎしり・食いしばりイメージ 歯ぎしり・食いしばり対策を行う

歯ぎしりのイメージ

歯ぎしりや食いしばりは歯に過度の負担をかけるため、インプラントに限らず歯を傷める原因になります。天然歯には、歯にかかる力を調整するクッションのような役割を持つ歯根膜がありますが、インプラントは直接歯槽骨と結合しているため、食いしばりや歯ぎしりによる負担をそのまま受けてしまうのです。

歯ぎしりや食いしばりなどの癖は、無意識のうちに行ってしまうため、自覚していないという方は多くいらっしゃいます。家族や周囲の人に指摘された経験がある場合は、インプラント治療の前に対策が必要です。マウスピースなどで改善が可能なので、一度ご相談ください。

歯ぎしりのイメージ

禁煙イメージ 禁煙する

喫煙は、インプラント失敗のリスクを高める代表的な要因のため、インプラント治療の前後には、禁煙することが望ましいです。「タバコの三害」と呼ばれる3つの有害物質のうち、ニコチンと一酸化炭素の影響で血流が悪くなることにより、インプラントと骨との結合が妨げられてしまうのです。

さらに、ニコチンや一酸化炭素によって免疫機能が低下すると、細菌感染が起こりやすいため、インプラント周囲炎や歯周病のリスクが高まります。そのため、インプラント治療をお考えならば、インプラント手術の前後の期間だけでなく、長期的な禁煙に取り組むことをおすすめしています。

後悔しない治療選択を

インプラント治療には、メリットが多くありますがデメリットもあります。歯を失い、その箇所を補うための治療が必要になった場合には、可能な治療法のメリットだけでなく、デメリットも把握したうえで治療法を選択することが大切です。

インプラントは「半永久」などと言われていますが、適切なメンテナンスを行わなければ長く機能しません。インプラント治療を選択する際は、長期的に機能させるためのメンテナンス・健康管理が必要になるでしょう。

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