診療時間:9:00〜12:30 / 14:00〜18:30
(土曜日の午後は18:00まで)
休診日:火曜・日曜・祝日
骨造成や骨再生によって足りない骨を補うことで、骨の量が不足しているという方でもインプラント治療が可能になります。当院では患者様の骨の状態に応じ、人工骨や自家骨をもとに骨を作る骨造成や、骨組織の再生を促す骨再生を行っています。
GBR法とは、骨が不足している部分に人工骨や自家骨を填入して、患部を特殊な膜(メンブレン)で覆うことで骨の再生を促す治療法です。
主に、次のような流れで治療を行います。
上顎の奥歯にインプラントを埋入する際、骨の厚みが足りない場合に行われるのが上顎洞底挙上術です。
鼻の横には上顎洞という空洞があることから、インプラントの長さに対して骨の厚みが足りない場合、インプラントの先端が骨を突き抜けて、上顎洞を覆うシュナイダー膜を傷つけてしまう可能性があります。そのため、骨に十分な厚みがないと判断された場合、骨造成によって上顎洞の底の部分を押し上げる上顎洞底挙上術を行います。
上顎洞底挙上術にはサイナスリフトのほか、部分的に骨造成を行うソケットリフトの2つの方法があります。
サイナスリフトとは上顎洞側から人工骨や自家骨を填入する方法で、骨造成が広範囲に渡る場合に用いられます。主な治療の流れは次の通りです。
ソケットリフトとは、インプラントを埋め入れる穴から人工骨や自家骨を填入する方法で、部分的に骨造成を行う場合に用いられます。主な治療の流れは次の通りです。
当院では、スウェーデンのビオラ社で開発された、ブタ歯胚組織から作られた歯周組織再生用材料を使用しています。このゲルを骨の欠損部分に塗布することで、歯が生える際に必要とされるタンパク質が働き、セメント質や歯根膜、歯槽骨などの歯周組織の再生が促されます。
当院が使用する歯周組織の再生用ゲルは、インプラント治療のための骨再生のほか、歯周組織の破壊が進んだ歯周病治療にも用いられています。
PRPとは濃縮された血小板を含む血漿のことで、血小板には成長因子が多く含まれることから、骨や歯周組織の再生に用いられています。PRPは、患者様ご自身の血液を遠心分離機にかけて取り出すため、アレルギーや拒絶反応などの心配が少ない治療法として知られています。
PRPは、ゲル化してそのまま使用するほか、GBR法の際に人工骨に混ぜ合せることで、患者様の負担軽減につながります。