診療時間:9:00〜12:30 / 14:00〜18:30
(土曜日の午後は18:00まで)
休診日:火曜・日曜・祝日
インプラント治療では外科手術を行う必要があるため、「手術が怖い」「術中・術後の痛みが心配」という理由から、インプラント治療を躊躇している人は多いのではないでしょうか。当院では、患者様の不安が少しでも和らぐように、痛みや腫れに配慮したインプラント治療に努めています。
インプラントの治療後は、抜歯した時のような痛みを感じることはありますが、通常は医院で処方される痛み止めを服用することで抑えることが可能です。また、痛みが続く期間には個人差がありますが、多くのケースで痛みは2~3日で治まってきます。
さらに、骨が不足している部分にインプラントを埋入するために骨移植を行った場合や、埋入するインプラントの本数が多い場合は、通常のインプラント治療よりも痛みが出やすいといえます。治療後に痛みを感じたら我慢せずに、すぐに医師に連絡することが大切です。
不衛生な環境で治療を行った場合、細菌感染による化膿が原因の痛みや腫れが起こりやすくなります。そのため、当院ではオペ室を完備し、衛生管理体制を整え、院内感染の予防に努めています。
通常の歯科治療は、局所麻酔を行うことで痛みを抑えることはできるのですが、注射自体の痛みに不安を感じる患者様が多いため、当院では麻酔薬の注入をコンピュータで制御できる、電動注射器を使用しています。
インプラントの治療中は局所麻酔によって痛みが抑えられるとはいえ、意識がはっきりしているため、治療に抵抗を感じる人が多いことから、当院では眠っているような意識の薄い状態をつくる静脈内鎮静法を導入しています。生体情報モニタで血圧や脈拍などの全身管理を行い、全身状態を常にチェックし、状態の変化を把握しながら治療を進めていきます。
インプラントを埋入する深さや角度が不適切だと、痛みや腫れが起こる可能性があるため、当院ではインプラント治療に専用のソフトウェアを導入しています。専用のソフトウェアは、インプラント治療用のサポートシステムで、患者様に合わせて作製したテンプレートによって、シミュレーション通りの深さや角度でのインプラント埋入が可能になります。
骨が足りない場合に行われる骨造成において、自家骨に比べて人工骨の使用は拒絶反応が起こるリスクが高く、痛みや腫れが生じやすくなります。また、自家骨移植の場合は、健康な部位にメスを入れる必要があり、こちらも負担が大きくなります。 PRP(多血小板血漿)を使った骨再生により、拒絶反応が起こるリスクを低減させ、患者様の負担軽減に努めています。
快適にインプラント治療を受けていただけるよう、痛みやストレスに配慮した治療を行い、多くの患者様にインプラントで噛める歯を取り戻していただきたいと願っています。
インプラント治療では、カウンセリングから埋入までの過程は大変重要ですが、それと同じように、術後の患者様の過ごし方が成功のカギを握っています。そのため当院では、手術後の患者様に次のようなことをお願いしています。
手術を受けた当日は、体温が上がることによって血が止まりにくくなるのを防ぐため、激しい運動や飲酒を避けていただく必要があります。また、入浴も同様に体温の上昇につながるため、当日は湯船には浸からずに、シャワーで汚れを洗い流す程度にしてください。
埋入したインプラントが骨としっかり結合するまでは、治療を行った部分で硬い物を噛まないように注意が必要です。特に、手術直後に歯磨きを行う際は、歯ブラシが触れたり、強くうがいをするのを避けるほか、食いしばり・歯ぎしり・舌で触るなどして、埋入部分に負担をかけないよう十分注意しましょう。
インプラント治療を受けた後で処方される薬については、医師の指示に従って正しく服用しましょう。治療後は、痛み止めの薬のほかに、抗生物質や炎症を抑える薬が処方されるため、痛くないからといって全ての薬を飲むのをやめてしまうと、患部が化膿する恐れがあるため最後まで飲み切ることが大切です。
インプラントの材料として使われているチタンは人体との相性が良いため、埋入後に時間をかけて周囲の骨と結合します。
ところが、タバコに含まれるニコチンには、血圧の低下や血管を収縮させる作用があることから、歯肉や血管に酸素が行き渡らなくなり、インプラントが骨にくっ付きにくくなるほか、唾液の分泌量が減ってお口の中の衛生状態が悪くなることで、結果的にインプラントの脱落につながる恐れがあるのです。