インプラントの寿命 長く機能させるため、実践して頂きたい5つのこと

インプラントの平均寿命は何年?
半永久的に使い続けるために

現在主流となっているチタン製のインプラント治療が、世界で初めて臨床応用されたのは、今から50年以上前の1965年のことです。

オッセオインテグレーションというチタンが骨と結合する性質を発見した、「現代デンタルインプラントの父」と呼ばれるスウェーデンの医師ブローネマルク博士により行われました。世界初のインプラント治療を受けた患者さんは、お亡くなりになるまでトラブルなどなく、41年もの間インプラントを使い続けていたということです。

世界で高いシェアを持つインプラントメーカーの臨床データによると、インプラント治療後の10年以上の生存率は90%を超えていることが分かっています。インプラントの寿命には、治療の質や患者様の年齢、メンテナンスなど、さまざまな要因が影響しますが、数十年単位で使い続けることは可能なのです。

インプラント基礎知識
特殊なインプラント治療
インプラント費用

インプラントには保証期間が
ありますのでご安心ください

電化製品などが自然故障した際、無償で修理をしてもらえる期間が設けられているように、インプラント(人工歯根)や人工歯(被せ物)にも保証期間があります。インプラントや人工歯が止むを得ない事情で破損してしまった場合、保証期間内であれば費用をかけずに直すことができます。

ただし、インプラントや人工歯のメーカー保証を受ける場合は、あらかじめメーカーが定めた期間にメンテナンスを受けておく必要があります。

インプラントの寿命を延ばすための
5つのポイント

インプラントの寿命が短くなる要因を取り除くことで、インプラントの寿命は確実に長くなります。特に、インプラントを長く使い続けるためには、以下のようなことを実践する必要があります。

定期的にメンテナンスを行う point1
定期的にメンテナンスを行う

インプラントは、天然歯以上にメンテナンスが重要になります。メンテナンスが不十分だと、天然歯が歯周病になるのと同じように、インプラントがインプラント周囲炎に起こす可能性があるのです。
インプラント周囲炎は歯周病と同様に、初期段階では自覚症状がないため進行しやすく、最悪の場合はインプラントの脱落を招いてしまう恐ろしい病気です。歯磨きなどのセルフメンテナンスはもちろん、定期的に歯科医院で専門的なメンテナンスを受けることが大切です。

徹底した衛生管理が細菌感染の予防につながります
手術室のイメージ

不衛生な環境でのインプラント治療が、細菌感染を引き起こす可能性があるため、手術で使用する機器や器具が衛生的であることは必須条件です。インプラントの失敗を防ぐには、滅菌・消毒された機器や器具、区域などの清潔域での治療が必要なため、手術室の完備は欠かすことはできません。
当院では、広島でもいち早くインプラント治療専用の手術室を完備しました。無菌環境で治療を行い、滅菌・消毒できない器具は全てディスポーザブル(使い捨て)とするなど、インプラント治療を成功させるために、万全の院内感染対策を行っております。

信頼のあるインプラントメーカーであるかを確認する point2
信頼のあるインプラントメーカーであるかを確認する

nobel biocare straumann

インプラント治療を受ける際の歯科選びでは、その医院がどこのメーカーのインプラントを使っているかが重要なポイントです。長期に渡る臨床実績を持つインプラントメーカーから、十分なデータを持たないメーカーまで、世界中にはさまざまなインプラントメーカーがあります。

nobel biocare straumann

当院では、その中から信頼性の高いインプラントメーカーを選んで、患者様にお使いいただいています。被せ物や詰め物と違って、インプラントは体内に埋め込まれるもののため、信頼できるメーカーの質の高いインプラントを選びが重要だと考えています。

歯ぎしり・食いしばり対策を行う point3
歯ぎしり・食いしばり対策を行う

歯ぎしりのイメージ

歯ぎしりや食いしばりは歯に過度の負担をかけるため、インプラントに限らず歯を傷める原因になります。天然歯には、歯にかかる力を調整するクッションのような役割を持つ歯根膜がありますが、インプラントは直接歯槽骨と結合しているため、食いしばりや歯ぎしりによる負担をそのまま受けてしまうのです。

歯ぎしりや食いしばりなどの癖は、無意識のうちに行ってしまうため、自覚していないという方は多くいらっしゃいます。家族や周囲の人に指摘された経験がある場合は、インプラント治療の前に歯ぎしりや食いしばりの対策が必要です。マウスピースなどで改善が可能なので、一度ご相談ください。

歯ぎしりのイメージ

禁煙する point4
禁煙する

喫煙は、インプラント失敗のリスクを高める代表的な要因のため、インプラント治療の前後には、禁煙が必要になります。「タバコの三害」と呼ばれる3つの有害物質のうち、ニコチンと一酸化炭素の影響で血流が悪くなることにより、インプラントと骨との結合が妨げられてしまうのです。

さらに、ニコチンや一酸化炭素によって免疫機能が低下すると、細菌感染が起こりやすいため、インプラント周囲炎や歯周病のリスクが高まります。そのため、インプラント治療をお考えならば、インプラント手術の前後の期間だけでなく、長期的な禁煙に取り組む必要があります。

糖尿病などの全身疾患を改善する point5
糖尿病などの全身疾患を改善する

糖尿病を発症していると歯周病リスクが高いことが知られていますが、糖尿病の場合、慢性的な炎症が起こりやすいため、同様にインプラント周囲炎のリスクが高くなります。そのため、糖尿病の既往歴がある方は、インプラントの手術を受ける前に、糖尿病の治療を受けて症状を抑えておく必要があります。

また、インプラント周囲炎を防ぐためには、歯科医院でのインプラントのメンテナンスが大変重要ですが、糖尿病の患者様はそのほかに、定期的に内科を受診して血糖値のコントロールを行うことが、インプラントを長持ちさせるために必要なことだといえます。

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