メリット・デメリット 欠点も把握した上で
治療を受けて頂きたい

インプラントのデメリットと
効果的な対処法

インプラントには入れ歯やブリッジのような、歯を失くした際の従来の治療法では得られない様々なメリットがある反面、他の治療法と同様にデメリットが存在します。
しかし、インプラントのデメリットは、しっかり対処することでリスクを最小限に抑えることができることから、安全に治療を受けるために、まずはインプラントについての正しい知識を身につける必要があります。

インプラント基礎知識
特殊なインプラント治療
インプラント費用

入れ歯やブリッジにはない
インプラントのメリットとは

インプラントは、歯を失った部分の顎の骨に人工歯根を埋め込むことから、上から補綴物を被せるだけの入れ歯やブリッジにはないメリットがあります。特に、次のような5つの点がインプラントの長所です。

インプラントのメリット

  • 自分の歯のように硬い物でも噛める
  • 周囲の歯への影響が少ない
  • インプラントを埋入することで骨が痩せるのを防ぐ
  • 入れ歯やブリッジに比べて見た目が美しい
  • 正しいケアで長期間使い続けることができる
インプラントのメリット

部分入れ歯やブリッジの場合、隣接する歯にかかる負担が大きいのに対して、インプラントは単独植立が可能なため、周囲の歯に影響を与えません。また、歯を失ったままにしておくと骨が痩せてしまいますが、インプラントを埋入すると骨が刺激を受けるため、痩せにくくなるという特徴があります。

さらに、世界で初めてインプラント治療を受けた方は、亡くなるまでの40年以上の間、問題なくインプラントを使い続けることができたことから、しっかりとケアを行っていれば、その方のように途中でインプラントが抜け落ちることなく、長く使うことが可能なのです。

インプラントの5つの
デメリット効果的な対処法

インプラント治療にはメリットだけでなく、当然のことながらデメリットも存在します。しかし、インプラントのデメリットは、しっかりと対処することで、必ずしも欠点になるというわけではありません。ここでは、インプラントの5つのデメリットと、それぞれについての対処法をご紹介します。

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01
外科的な手術を行う必要がある

インプラント治療では、歯槽骨にインプラント(人工歯根)を埋め込むための外科手術を行います。手術の方法には、1度の手術で完了する「一回法」のほかに、インプラントの埋入と部品を連結する2度の手術が必要な「二回法」があります。

歯を失った部分を、被せ物や詰め物で外側から補うブリッジや入れ歯に対し、インプラントは歯肉の下にある顎の骨に直接埋め込むため、自分の歯のように噛めるようになる一方で、「歯肉を切開する」「ドリルで骨に穴を開ける」などの施術が必要になることから、今まで受けたことのない外科的治療に不安を感じる患者様は多いようです。

安心して手術を
お受けいただくために

当院では患者様の手術への不安を和らげるために、「静脈内鎮静法」を取り入れています。静脈内鎮静法とは、脳の中枢神経に作用する薬を点滴することで、恐怖心や緊張を緩和する治療法です。局所麻酔と併用すれば、痛みを感じることなく手術を受けられます。

静脈内鎮静法についての詳細は、「静脈内鎮静法」をお読みください。

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02
自由診療のため治療費が高額になる

「虫歯を削る」「銀歯やプラスチックの被せ物をする」などの、決められた方法や材料による歯科治療には健康保険が適用されます。それに対してインプラントは、病気やケガで顎の骨を失った場合を除きコストが高く、治療に時間がかかることから、保険適用外の診療となるため治療費は全額自己負担となります。

しかし、保険適用内の歯科治療は、ブリッジは見える部分しか白い歯が入れられないほか、義歯床と呼ばれる入れ歯の歯を支える部分が厚くなってしまうなど、自由診療に比べて審美性や機能性が落ちる場合があるため、まるで自分の歯のような見た目や噛み心地が得られるインプラントが、多くの患者様に選ばれているのです。

高額な医療費の
控除について

インプラント治療の料金が10万円を超える場合や、年間の所得の5%を超える費用がかかった場合は、医療費の控除を受けることができます。医療費控除を受けるためには、治療を受けた翌年以降に、ご自身で確定申告を行う必要があります。

医療費控除についての詳細は、「インプラントの医療費控除」をお読みください。

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03
定期的なメンテナンスが必要

インプラントの埋入後は年に2~3回はご通院いただき、インプラントと周囲の状態をチェックする必要があります。インプラントを支える歯槽骨の状態や口腔内の清掃状態を確認するほか、必要に応じて歯ブラシを使った歯磨きの指導を行います。特に、不十分なプラークコントロールは、インプラントの寿命を左右する重要なリスク要因となります。

その一方で、しっかりとメンテナンスを行うことで、9割以上のインプラントは寿命が10年以上になるという調査結果が出ています。逆に、ブリッジの部分が虫歯になったり、骨や歯肉が痩せて入れ歯が合わなくなったりして、寿命が短くなるため、どのような歯科治療であっても、長く使い続けるためにはメンテナンスを欠かすことができないのです。

インプラント周囲炎を
防ぐには

埋入したインプラントの清掃が不十分だと歯垢が蓄積して、インプラント周囲の組織が細菌に感染する「インプラント周囲炎」を発症する可能性があります。放っておくと歯周病が進んだ天然歯と同様に、インプラントが抜け落ちてしまう恐れがあるため、徹底的な予防が必要です。

インプラント周囲炎についての詳細は、「インプラント周囲炎」をお読みください。

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04
入れ歯やブリッジより治療期間が長い

従来の入れ歯治療は2ヶ月程度、ブリッジの治療なら1~2週間で治療が完了します。それに対してインプラント手術の一回法の場合、インプランと骨が結合するまでに2~6ヶ月程度の安静期間が必要となります。また、二回法の場合、1次手術後の安静期間として3~6ヶ月、さらに2次手術の完了から人工歯の装着までに数週間かかります。

しかし、インプラントの治療期間の長さは、安全性の高い治療を行うためには欠かすことはできません。じっくりと時間をかけることで、インプラントが周囲の組織にしっかり定着し、他の自分の歯と同じように噛めるようになるのです。

インプラントを長く
お使いいただくために

インプラントによって、入れ歯やブリッジにはない自分の歯のような噛み心地を得るためには、インプラントと埋め込んだ骨が結合する必要があることから、十分な治療期間が必要です。しっかり根付いたインプラントは、メンテナンスを行うことで10年以上使い続けることができます。

インプラントの寿命についての詳細は、「インプラントの寿命」をお読みください。

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05
特定の病気の場合治療ができない

次のような病気にかかっている場合、インプラントの埋入などの治療を行うことができない場合があります。これらの全身疾患は、直接インプラント治療を妨げる症状があるほか、特定の薬剤が治療に悪影響を与える可能性があることから、歯科医への事前の相談が必要です。

  • 糖尿病
  • 高血圧症
  • 骨粗しょう症
  • 関節リウマチ
  • 貧血

歯周病が疑われる部分がある場合やすでに治療を受けている場合は、歯周病治療の終了後にインプラントの治療を始める必要があります。さらに、喫煙の習慣は治療の妨げとなることから、インプラント治療を受ける場合は禁煙することがのぞましいといえます。

糖尿病は歯周病になりやすいことで知られていますが、同じように虫歯にもなりやすいほか、痛みを感じにくいため、入れ歯による圧迫や摩擦で歯肉に潰瘍ができても気付きにくいなど、インプラントだけでなく歯科治療全般のさまざまな点において注意が必要だといえます。

糖尿病の患者様のインプラント治療について

高血糖の状態が続くと、患部が治癒しにくくなるほか、免疫力が低下するため細菌に感染する可能性が高くなります。そのため当院では、インプラント治療を行う際に血液検査を行うことで、血糖値の高い患者様のインプラント手術のリスク要因を取り除いております。

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